万生とは
植物は、菌寄生生物・草食獣・病原体・酸化的細胞等からの被害、および環境的なストレスから身を守るために、自ら抗酸化物質・抗菌物質等を豊富に作り出す作用を持っており、そうした作用を持つ物質は一般的に”ポリフェノール”や”フラボノイド”と呼ばれています。
万生(ばんせい)の主成分は植物です。
厳選された植物から抽出した溶液を発酵させ、効果が最大に引き出された状態を保つように加工されています。植物の中でも、人間にとって有害な物質に効果を発揮する成分を多く含む植物を選び、最も効果の出る時期に採取し加工しています。
ホルムアルデヒドの吸収効果が認められているタンニンや、抗菌物質のレスベラトロール等のポリフェノール、強力な消臭・抗菌・抗酸化作用のある様々なフラボノイドを豊富に含み、最高の状態でバランス良く働き、接触する有害物質の除去・消臭・抗菌・抗酸化に優れた効果を発揮します。人の肌に直接使用した場合には更に植物の薬効成分の効果が得られます。
古来から伝わる薬草と呼ばれる植物の持つ神秘的な自然のパワーを、15年の歳月をかけて研究し、試行錯誤を重ね、誕生したこの「万生」には、「人々に快適で健康な生活を送ってほしい」という開発者の強い願いが込められています。
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イタドリ
「痛取り」という名前の由来の如く、擦り傷等の皮膚疾患に効果があり、漢方薬にも使われている。
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ヨモギ
古くから様々な病気やけがに効能を発揮し、最近では抗がん作用も科学的に証明された。
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柿の葉
豊富なビタミンC等の成分により、古くから殺菌、活性酸素除去、防水、防腐、防虫に利用されている
【 イタドリ 】
イタドリの名前の由来は「痛取り(いたどり)」の意味で、痛みを取るからとされています。擦り傷、切り傷などの皮膚疾患に絶大な効果があるとされ、柔らかい若枝を患部に塗布すると出血を止めて痛みを和らげる作用があるとされています。
イタドリは、酸化を防止し、細菌感染の進行を抑える抗生物質・抗細菌剤となるレスベラトロールというポリフェノールを含んでいます。イタドリは蓼科の植物ですが、蓼の葉は酸っぱくて不味いと言われながらも人々が食用に利用しているのは、優れた酸化防止効果があるからです。
【 ヨモギ 】
古くから、肩凝り・神経痛・しもやけ・痔・冷え性・腰痛・疲労回復に対する効果があげられています。また、よもぎは擦り傷や切り傷の止血剤としても使用されてきました。これはよもぎの持つ強力な殺菌効果をうまく利用した例です。
よもぎは、気中の有害物質を吸収分解する効果、消臭効果、抗菌効果、抗酸化作用に優れた、タンニンやフラボノイドを豊富に含んでいます。よもぎの薬効は大変幅広く、上記以外にも解熱・神経痛・リュウマチ・子宮出血・老人婦人諸症・吐血・下痢・喘息・貧血・腰痛・皮膚の様々な症状などに効果があるとされています。最近の研究では、ガン治療に効果のある天然のインターフェロンを含むことも明らかになっています。また、活性酸素を消す働きは野菜・薬草の中でもナンバーワンです。シネオール、ツヨン、β-カリオフィレン、ボルネオール、カンファー、脂肪油のパルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、ビタミンA、B1、B2などの精油分が豊富に含まれており、古代からヨーロッパやアジアで魔除けとしてヨモギを玄関に吊るす風習があるのは、その効果に気付いた先人たちの知恵と言えるでしょう。
【 柿の葉 】
豊富なビタミンCが皮膚を殺菌し、さらに活性酸素を除去する効果があるとされています。体を芯から温め、冷えから来る生理通・婦人病・更年期障害・腰痛・神経痛・肌のかさつき・痔などにもよいとされる、韓国に伝わる民間療法に使用されています。
柿の葉には、防水・防腐・防虫効果・ホルムアルデヒド分解効果などがあります。ビタミンC(アスコルビン酸)のほか、フラボノイド配糖体のアストラガリン、ミリシトリン、そのほかカロチン、パントテン酸、タンニンなどが含まれています。昔からある「柿の葉寿司」は、その抗菌性と消臭性を利用したものでうs。また柿渋には蛋白と結びつく作用があり、昔から毒蛇等の蛋白毒の除去やお酒の清澄剤として利用され、現在でも様々な分野で使用されており、ホルムアルデヒドを分解する効果も認められています。柿の葉茶は、血圧降下・利尿・止血作用があるとして古来より飲まれています。最近ではアストラガリンがアレルギーに対して高い効果を持っていることも注目されています。
建材の材料臭、有害物質の低減
抗菌性
部屋の抗酸化(還元)
建材の有害物質の低減
塗料などのVOCの低減や有害物質拡散低減
水生系の塗料材でも1%はVOCであり、有害物質が拡散しています。
ストレス・酸化フリーの還元空間を簡単に作れる
天然塗り壁材に添加した場合、VOCの拡散を防ぐだけではなく、ストレス、酸化フリーの空間を簡単に作れます。オフィスや自宅を健康で未病の空間に変え、エイジングケアによる快適空間つくりを構築できます。
万生の種類
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万生溶液(液体)
物理的状態 液体 外観色 茶褐色で透明な液体 におい 特有な軽いにおい pH 中性 溶解性 水、エーテルによく溶ける 使用方法 使用液体原料に添加、混合、使用原料へのディッピング 適応 液体全般及びディッピング可能財全般 標準添加量 1~5% -
万生パウダー(粉状)
物理的状態 無機鉱物のパウダー 物質の種類 ゼオライト 外観色 淡灰色または白色 におい 若干の特有なにおい pH 中性 使用方法 使用粉体原料に添加、混合、使用樹脂体原料に添加混合 適応 粉体全般及び樹脂体全般 標準添加量 1~5% -
万生マスターバッチ(チップ樹脂)
物理的状態 無機鉱物のパウダー 物質の種類 ゼオライト 外観色 淡灰色または白色 におい 若干の特有なにおい pH 中性 使用方法 使用粉体原料に添加、混合、使用樹脂体原料に添加混合 適応 粉体全般及び樹脂体全般 標準添加量 1~5%
万生の可能性
周囲の科学物質
室内空気質の意識高めませんか?
空気のオーガニック 意識していますか!
私達人が生涯で摂取する物質の8割は空気です!
人が暮らす環境には目に見えない化学物質で覆われています。
建築資材、家具、自動車、オフィスなどは接着剤やケミカル製品が非常に多いです。
しかし、それを否定してしまうとと軋轢にもなり、不便にもなります。
当社の製品「万生(ばんせい)」は、接着剤やケミカル製品に1枚ラッピングするイメージで、万生コーティングしていただく事で、世の中にある製品の機能は失わず、有害なものを無害化します。
更にそれだけではなく、植物に囲まれる環境を創り出し、身体の酸化を防ぐ還元作用(抗酸化作用)が期待出来ます。
万生の安全性
「身体・人体への影響」
細菌を用いた復帰突然変異試験では、遺伝毒性なし
(分析元:(㈱)生活科学研究所)重金属や農薬を分析しましたが分生項目すべてにおいて検出されず
(分析元:(財)日本食品センター)
「建築・建設」
厚労省指針不合格の新築住宅の、ホルムアルデヒドを61%低減TVOCを90%低減で合格
(分析元 ㈱環境リサーチ)
「食品」
万生添加の食品用器具、容器は食品添加物基準適合し、厚生省告示
第370号における基準適合品である事を実証
(分析元:(財)日本冷凍食品検査協会)万生を添加した鮮度保持袋では食品鮮度が長持ちする
(分析元 東京食肉安全検査センター)
「繊維」
万生を添加した編地は繊維評価技術協会の抗菌・防臭の基準合格(SEK基準)
「消臭」
消臭試験データでは2時間後アンモニア(78%減少)、酢酸(92%減少)、イソ吉草酸(99%現象)のガスが除去
(分析元 日本化学繊維検査協会)
「その他」
マウスを用いた急性経口毒性試験(LD50は20000㎎/kg以上)で安全性を確認
モルモットの試験で皮膚感作性を有さないことを確認
ウサギを用いた皮膚一次刺激性試験で安全性を確認
(分析元:(財)日本食品センター)
万生の機能と効能
有害化学物質の低減
厚労省指針不合格の新築住宅の、ホルムアルデヒドを61%低減TVOCを90%低減で合格(分析元 ㈱環境リサーチ)
抗酸化作用
測定例
万生を添加した鮮度保持袋では食品鮮度が長持ちする(分析元 東京食肉安全検査センター)
① 食肉50日経過後の状態
万生鮮度保持袋
無添加包装袋
② 大葉18日経過後の状態
万生鮮度保持袋
無添加包装袋
① 牛肉50日後の状態や匂いを東京食肉安全検査センターで検証
牛肉をポリエチレンに BANSEIを練りこんだ鮮度保持袋と通常のポリエチレン袋に入れ、冷蔵庫のチルドルームで保存し、50日後の牛肉の状態や匂いを評価した。
その結果、牛肉を BANSEI@を練りこんだ鮮度保持袋に入れたものは50日たっても鮮度が保持され、 腐敗臭も無かった。
東京食肉安全検査センター検査結果
75日後の国産牛肉について、一般生菌数 7.4×105g、 色沢、外観、ドリップ、臭い等は認められずという検査結果が得られた。
下記は、鶏肉の一週間保管を10回実施した平均値の菌数のデータ。
以上の結果より、BANSEIを練りこんだ鮮度保持袋は野菜や牛肉、鶏肉の保存に対して有効であることがわかる。
抗菌作用
測定例
万生を添加した編地は繊維評価技術協会の抗菌・防臭の基準合格(SEK基準)
(分析元 日本化学繊維検査協会)
万生加工布 菌増殖(-)
未処理布 菌増殖(+)
消臭・分解 空気の浄化
測定例
消臭試験データでは2時間後アンモニア(78%減少)、
酢酸(92%減少)、
イソ吉草酸(99%現象)
のガスが除去
(分析元 日本化学繊維検査協会)
万生開発秘話(万生積年30年の思い)
代表ごあいさつ
私たちにはには守らなければならない、未来があります。
わが国はたいへん豊かなに国になりました。しかしひたすらに経済優先の道を歩む中で、失ってしまったものも数多くあると思います。それは社会の歪みとして至るところに表れ、そして人の心の有り様にまで及んでしまっているような気がします。本来、社会は自然の一部として形成されるべきものです。そして自然の中では、無意味な競争はありません。無意味な競争は人の心を傷つけ、弱らせ、捻じ曲げていくものです。無意味な競争のない、自然な一部である社会の進むべき道として、「生かし生かされる」とはどういうことなのかと長い間自分なりに考えてまいりました。「万生」はそうした想いの中から生まれ、できあがったものです。
人が今ある自分をまっすぐに見つめる時、先祖への感謝が生まれ、人が人を思いやる時、生きることを問い直すとき、感謝の中にこそ、すべてが生かされることの真理が息づいていることに気づかされます。「万生」が持つ真のちからは、私自身も計ることはできません。関わる人が、よろずを生かす思いを大切にしていけば、その可能性は無限大に広がっていくのではないかと信じています。
ひとりでも多くの人が、自然にこそがすべてであり、今生かされることに感謝し、自分にできる努力によって周囲を生かし、それを喜びとして健康で幸せな人生を歩んでいいけるよう心より願う次第であります。
有限会社ネイチャーグレース 代表取締役 岡根繁三
研究者の思い
私は環境汚染の研究員を務めていましたが、研究中に化学物質に侵されてしまい、仕事を続けることが出来なくなってしまいました。療養後に、BANSEIの原料の開発者と出会いました。開発者は寺社仏閣の塗装正に従事していました。が、化学物質の多さに憂い、このままだと人間の健康が脅かされる危機感を感じ、化学物質を分解する成分の開発を始めました。
さまざまな試行錯誤を重ねること苦節15年、琥珀色に輝く液BANSEIの原料を開発することに成功。畑に撒けば作物の生育が助長され、塗料に混ぜれば臭いが消えるなど驚くほどの浄化作用の効果を発揮しました。それを私が、実用化できるように商品を開発。現在は、洗剤、消臭剤、鮮度保持のための食品保存袋、化粧品などありとあらゆるシーンにおいて活用されています。
「衣・食・住」においては、化学薬品などが多い昨今、人間の身体にダメージを受けるので、身体に対して「衣・食・住」のすべてを改善したいです。次世代の地球を生きる人たちに化成品に頼らずにキレイな状態で残したい、その想いでBANSEIを研究しています。
研究者 高山淳